Monday, January 18, 2010

愛しき者はすべて去りゆく
















「愛しき者はすべて去りゆく」 デニス・レヘイン
鎌田 三平訳 角川文庫 2001年発行

「誘拐された四歳の少女。麻薬取引の売上を持ち逃げしていたアル中の母親。この少女が消えて80時間が経過し、捜査依頼を拒み続けていた私立探偵パトリックとアンジーは遂に動き出す。しかしこの少女の捜索は、2人の愛、精神、そして生命までもを失う危険を孕んでいた―。」

2003年に全米公開された、クリント・イーストウッド監督「ミスティック・リバー」。その原作者でもあるデニス・レヘインのハードボイルド作品「私立探偵パトリック&アンジー」シリーズ第4作目。

舞台は、90年代末のボストン。このシリーズを読むのは初めてだけど、全編を漂う重い雰囲気とシリアスなトーンは「ミスティック・リバー」を凌駕してるのではないだろうか。

パトリックとアンジーのユーモアある軽妙さをも徐々に飲み込んでいくような不吉な予感と不条理感、そしてなんともやるせない気持ちにさせるラストが独特の余韻を残す。

思わず主人公パトリックに気持ちが入ってしまった。このシリーズの続編が気になる。
















ちなみこの作品は、ベン・アフレック(アルマゲドン!)の監督デビュー作品として映画化されている。これも機会があれば見てみよう。

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