Wednesday, March 14, 2012

Minor Threat / Straight Edge

アメリカンハードコアを語る上ではずせないのが「ストレート・エッジ・ムーブメント」

これは、アメリカの首都ワシントンDCのバンド、マイナー・スレット(MINOR THREAT)が1981年に発表した「Out of step」そして「Straight Edge」の2曲が発端となっている。


ワシントンDCは、アメリカの首都でありながら人口の70%を黒人で占め、貧困や犯罪率も高く1970年代後半には、そこら中にドラッグが溢れていた。(ちなみに86年には、市長もコカインで逮捕されている。)

こんな現状への反発・決別の意思表明としてマイナー・スレットが

Don't smoke(タバコ・ドラッグを吸わない)
Don't drink(酒を飲まない)
Don't fuck(快楽目的のSEXをやらない)

と宣言したことにより「ストレート・エッジ」という考え方・アティテュードが生まれる。



Minor Threat / Straight Edge

I'm a person just like you
俺は、お前と同じような人間だ。

But I've got better things to do
だが俺は、ずっとましな行動をしている

Than sit around and fuck my head
お前のように、ぼんやり過ごして、頭をファックしたり

Hang out with the living dead
生きる屍みたいな奴等とつるんだり、

Snort white shit up my nose
白いクソを鼻から吸入したり

Pass out at the shows
ショーを見に来て酔いつぶれたりなんてしない

I don't even think about speed
俺は、スピード(覚せい剤)のことなんて考えもしない

That's something I just don't need
俺には、全く必要としないものだから

I'VE GOT STRAIGHT EDGE
そう俺はストレート・エッジを持っている


I'm a person just like you
俺は、お前と同じような人間だ。

But I've got better things to do
だが俺は、ずっとましな行動をしている

Than sit around and smoke dope
お前のように、マリファナを吸ってぼんやりなんかしない

'Cause I know I can cope
そんな誘惑なんて克服できるってわかっているから

Laugh at the thought of eating ludes
クエイルード(鎮静剤)を摂るって考えを無視しろ

Laugh at the thought of sniffing glue
シンナーを吸うなんて考えるな

Always gonna keep in touch
いつも仲間と連絡を取り合うんだ

Never want to use a crutch
俺は、決してドラッグやアルコールに気持ちを支えてもらおうなんて思わない

I've got the straight edge
俺はストレートエッジを持っているから





Minor Threat / Out of step

Don't smoke
俺はタバコを吸わない

Don't drink
酒も飲まない

Don't fuck
ファックもしない

At least I can fucking think
そうすれば、せめて考えることはできる

I can't keep up
こんな状態は続けられない

Can't keep up
こんな状態は続けられない

Can't keep up
こんな状態は続けられない

Out of step with the world
こんな世界とは調和できない

I can't keep up
こんな状態は続けられない

Can't keep up
こんな状態は続けられない

Can't keep up
こんな状態は続けられない

Out of step with the world
こんな世界とは調和できない


Don't smoke
俺はタバコを吸わない

Don't drink
酒も飲まない

Don't fuck
ファックもしない

At least I can fucking think
そうすればせめて考えることはできる

I can't keep up
こんな状態は続けられない

Can't keep up
こんな状態は続けられない

Can't keep up
こんな状態は続けられない

Out of step with the world
こんな世界とは調和できない


I can't keep up
こんな状態は続けられない

Can't keep up
こんな状態は続けられない

Can't keep up
こんな状態は続けられない

Out of step with the world
こんな世界とは調和できない


当時のワシントンDCの様子や背景を知る手がかりとしてワシントンDCを舞台にした作品を描き続けているジョージ・P・ペレケーノスの小説が参考になる。

86年のDCを舞台にした「明日への契り/The Sweet Forever 」では、ハードコアシーンより、一つ上の世代の主人公カラス(音楽好きのコカイン中毒)がスクリーム!のライブを見に行くくだりがある

「カラスはこの”ストレート・エッジ・ムーヴメント”、つまり酒やドラッグにノーというポストパンク世代のことが、よく理解できなかった。最近は、クラブに入るときもあらかじめ手に×印を書いておいて、酒を飲まないことを誇らしげに示すものさえいる。どういうことだ、ドラッグとロックは相性がいいんじゃなかったのか?」

当時の大人たちの反応は、まさにこういう感じだったんだろう。



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