Thursday, May 31, 2012

Articles of Faith - My Father's Dreams

親は子に、自分が果たせなかったものを求め、子はそれに反発しながらも、無意識のうちに親の望みに応えようとする。

少し前に見たブラッド・ピッド主演の映画「ツリー・オブ・ライフ」では1950年代半ばのアメリカ・テキサスを舞台に厳格な父の圧力に苦悩する息子が描かれていた。

シカゴの伝説のハードコアバンドのArticles of Faithの82年発表のEPに収められた「My Father's Dreams」もまさにそんな子供の心情がテーマになっている。









My Father's Dreams  Articles of Faith

My destiny's made out for me
俺の運命は、俺のために作られている

Everything that I see
俺が経験するすべての事柄は俺のためにあるんだ

Living someone else's dreams
でも、ほかの誰かの夢を生きるということが

Will not fade away
消え失せることはない

Everything you didn't get
人生で得られなかったすべての事柄や

Living out your old regrets
持ち越している古い後悔など

All your worried loss I'be met
あなたは、悩みや喪失感のすべてをおれに対応させようとしている

Straight in the face
真剣な顔つきで

I don't see through your eyes
俺はあなたの目を通して物事を見ることはできない

I don't touch through your hands
俺はあなたの手を介してものを触れることはできない

I don't walk in your shoes
俺はあなたの靴を履いて歩けない

I won't live out your plans
俺はあなたの計画を実現できない


For all the things you never made
あなたが成し遂げれなかった全ての事柄や

and all the words you never said
あなたが言えなかったすべての言葉

and just what do you expect?
一体、俺に何を期待しているだい?

I can't live for you
俺はあなたのために生きることはできないんだ

Does it make me any less
それでもやっぱり、俺を作ろうとするのかい?

Not living inside your regrets
あなたの後悔の中では生きられない

I wasn't born inside your steps
俺はあなたの人生の歩みの中から生まれたんじゃない

But I'll do my best
自分なりに最善を尽くすつもりだけど


I don't see through your eyes
俺はあなたの目を通して物事を見ることはできない

I don't touch through your hands
俺はあなたの手を介してものを触れることはできない

I don't walk in your shoes
俺はあなたの靴を履いて歩けない

I won't live out your plans
俺はあなたの計画を実現できない


And I'll never be what you want me to be
俺はあなたが望むような人間になるつもりはないし

And I'll never see what you want me to see
俺はあなたが望むように物事を理解するつもりはない

And you'll never get what you want out of me
あなたは、俺から望むものを得ることはできないんだよ

And I'll never live out my father's dreams
そう俺は、父さんの夢を叶えることなんてできないんだ


I'm sorry what you never had
気の毒に思うよ あなたが望むものを得ることができなかったことは

It's not my place to repeat that
でも俺の人生は、繰り返す場所じゃないんだ

In hopes that I'll get some of what
俺がそれらを手に入れるなんて希望は

You let slip away
忘れ去ってくれ

The power and the hungry fear
権力と飢えることへの恐れ

You always felt was much too near
あなたはいつもそれをとても身近に感じていた

Let's turn and go someplace where
考えを変えて、どこかに行ってくれよ。

We can stand face to face
俺たちは、対等に向かい合うことができるんだ

I don't see through your eyes
俺はあなたの目を通して見ることはできない

I don't touch through your hands
俺はあなたの手を介して触れることはできない

I don't walk in your shoes
俺はあなたの靴を履いて歩けない

I won't live out your plans
俺はあなたの計画を実現できない

And I'll never be what you want me to be
俺はあなたが望むような人間になるつもりはないし

And I'll never see what you want me to see
俺はあなたが望むように物事を理解するつもりはない

And you'll never get what you want out of me
あなたは、俺から望むものを得ることはできない

And I'll never live out my father's dreams
俺は、父さんの夢を叶えることなんてできないんだ

My father's dreams I'll never live
父さんの夢なんて俺は生きられない

My father's dreams I'll never live
父さんの夢なんて俺は生きられない

My father's dreams I'll never live
父さんの夢なんて俺は生きられない


なんとも歌詞が辛辣、将来、息子にこんなことを言われたりして・・・

ちなみにArticles of Faithのボーカル Vic Bondiは、その後大学教授になった。

Wednesday, May 23, 2012

DAG NASTY - CIRCLES

※写真は、Minor Treat




DAG NASTY - CIRCLES

I wouldn't speak my mind
俺は、自分の考えを明かさなかった

I didn't want to make them mad
俺は彼らを怒らせたくなかったんだ

I looked up to them
そう彼らを尊敬していたんだ

for the courage I thought I didn't have
俺には無いと思っていた勇気を彼らは持っていたから

I never bothered to lift a finger
俺は、指1本動かさなかった

to make my point
自分の主張を通すために

Now I'm spelling it out
今、それを話そうとしても

and nobody's listening
誰も聞く耳を持たないんだ


It's hard to take it to heart
その事実を受け入れるのは難しい

It hurts to be apart
離れていくのはつらい

But I can't watch and not be heard
でも、見ぬふりはできないんだ


The days go by and things get worse
日々は過ぎ去り、物事は悪化していく

but they say they can only get better
彼らはそのうち良くなるって言っているけれど

I try to make a dent
俺がそいつを食い止めようとしても

but it blends in with all the damage
ほかの全てのダメージと溶け込んでいくだけだ

I try to look the other way
ほかのやり方に目をむけようとしても

but there's a mirror behind me
俺に後ろには鏡があるだけだ

I see images of what can be done
でも俺にできることのイメージは見える

It seems like I'm the only one
それが俺にできる唯一のことなんだろう

It's hard to take it to heart
その事実を受け入れるのは難しい

It hurts to be apart
離れていくのはつらい

But I can't watch and not be heard
でも、見ぬふりはできないんだ

I wouldn't speak my mind
俺は、自分の考えを明かさなかった

I wouldn't speak my mind
俺は、自分の考えを明かさなかった

I wouldn't speak my mind
俺は、自分の考えを明かさなかった

I wouldn't speak my mind
俺は、自分の考えを明かさなかった

I wouldn't speak my mind
俺は、自分の考えを明かさなかった

I wouldn't speak my mind
俺は、自分の考えを明かさなかった

I wouldn't speak my mind
俺は、自分の考えを明かさなかった

Monday, May 21, 2012

DAG NASTY - I'VE HEARD




DAG NASTY - I'VE HEARD 

I heard this
これを聞いた

I heard that
あれを聞いた

What do I believe?
いったい何を信じたらいいんだ?

It's hard to give
与えることは難しいし

It's hard to get
手に入れることも大変だ

And once you've lost it
それに一度それを失ってしまったら

it's always gone
永久に手に入れることはできない

I know I I shouldn't accept
そうなんだ、認めるべきではないんだ

one person's word as truth
一人の人間の言葉が真実であるってことを

without at least giving you
少なくとも与えられなければならないんだ

the benefit of the doubt
「疑いを持つ」っていうことを

I get so mixed up
俺は巻き添えを食う

by the things you say
お前が発したその言葉によって

and the way you act
そしてお前のふるまいによって

I get so mixed up
俺は巻き添えを食う

by the things you say
お前が発したその言葉によって

and the way you act
そしてお前のふるまいによって

I heard this
これを聞いた

I heard that
あれを聞いた

What do I believe?
いったい何を信じたらいいんだ?

It's hard to give
与えることは難しいし

It's hard to get
手に入れることも大変だ

And once you've lost it
それに一度それを失ってしまったら

it's always gone
永久に手に入れることはできない

I know I I shouldn't accept
そうなんだ、認めるべきではないんだ

one person's word as truth
一人の人間の言葉が真実であるってことを

 without at least giving you
少なくとも与えられなければいけないんだ

the benefit of the doubt
「疑いを持つ」っていうことを

I get so mixed up
俺は巻き添えを食う

by the things you say
お前が発したその言葉によって

and the way you act
そしてお前のふるまいによって

I get so mixed up
俺は巻き添えを食らう

by the things you say
お前が発したその言葉によって

and the way you act
そしてお前のふるまいによって


Too many times this has happened before
幾度となく、今までにもこのようなことは起こってきた

I always thought the wrong thing
俺はいつも間違ったことを考えた

I never gave you a second chance
俺は決してお前に2度目のチャンスを与えなかった

Now it's happening all over again
今また同じことが再び繰り返される

It's hard to give
与えることは難しいし

It's hard to get
手に入れることも大変だ

And once you've lost it
そして一度それを失ってしまったら

it's always gone
永久に手に入れることはできない

Saturday, May 19, 2012

Dag Nasty - Under Your Influence

1980年代初頭のアメリカン・ハードコアの盛り上がりがひと段落した1985年、マイナー・スレットのメンバー(ギター&ベース)だったブライアン・ベイカーは、ダグ・ナスティー(Dag Nasty)を結成。

(下は、マイナー・スレット、手前がブライアン・ベイカー)


翌年、元DYSのデイブ・スマリーをシンガーにむかえアルバム「Can I SAY」を発表する。



まるでマイナー・スレットやDYSでの経験を見つめ直すかのような歌詞(ブライアン・ベイカーが全作詞・作曲)が素晴らしい。

個人的には、SSDと共にボストン・ストレート・エッジシーンで鳴らしたDYSのデイブ・スマリーの歌声に想像力をかきたてられてしまう!

ハードコアな楽曲に内省的な歌詞をぶち込んだ彼らのスタイルは、今日のいわゆるエモとかエモコアとか呼ばれるジャンルの先がけとなった。



Dag Nasty  Under Your Influence  

It's hard to hold
そいつを保つのは難しい

When the world is spinning
世界がぐるぐる回っている時には

Learned nothing from the night before
昨日の夜の出来事から、学んだことは何もない

Or the weeks before
あるいは何週間の前の事から

Or the weeks before that
そう何週間の前の事から

Under your influence - right goes wrong
お前の影響の下で   正しいことが間違いになる

Under your influence - crossed my mind
お前の影響の下で   そいつが俺の心を横切ったんだ

Under your influence - right goes wrong
お前の影響の下で   正しいことが間違いになる

Under your influence - you crossed my line
お前の影響の下で      お前は、俺の限界を越えてしまったんだ

For the last time
最後には

Twelve onces of courage
12オンスの勇気が

Makes the world look better
世界をより良く見せる

You love the attention
お前はその注目を愛している

You never had it
お前が今まで決して

You never had it before
そう、決して得ることができなかったものだから

Under your influence - right goes wrong
お前の影響の下で   正しいことが間違いになる

Under your influence - crossed my mind
お前の影響の下で   そいつが俺の心を横切ったんだ

Under your influence - right goes wrong
お前の影響の下で   正しいことが間違いになる

Under your influence - you crossed my line
お前の影響の下で       お前は、俺の限界を越えてしまったんだ

For the last time
最後には

No safety comes from your numbers
お前の曲からは、確かなものは得られない

Nothing shared or gained
何かを分け合ったり、築き上げることもない

Shirking responsibility
責任逃れじゃないのか

True freedom from what?
いったい何からの本当の自由なんだ?

No safety comes from your numbers
お前の曲からは、確かなものは得られない

Nothing shared or gained
何かを分け合ったり、築き上げることもない

Shirking responsibility
責任逃れじゃないのか

True freedom from what?
いったい何からの本当の自由なんだ?

From what?
何からの自由なんだ?


この曲は、SSDの「UNDER THE INFLUENCE」へのアンサーソングなのかな?

Saturday, May 12, 2012

SS Decontrol -UNDER THE INFLUENCE




SS Decontrol -UNDER THE INFLUENCE

Under the influence
お前は奴らの影響下にあるんだ

Under the influence
お前は奴らの影響下にあるんだ

Their mind control
奴らのマインドコントロールの影響下に

They steal your soul
奴らはお前の魂を盗む

Under the influence
お前は奴らの影響下にあるんだ

Under the influence
お前は奴らの影響下にあるんだ

Look what you do
お前がすることを見てみろ

That's not the real you
それは本当のお前じゃない

Under the influence
お前は奴らの影響下にあるんだ

Under the influence
お前は奴らの影響下にあるんだ

Why can't you see
なぜお前は気づこうとしないんだ

You'll never be free
おまえは自由になんかなれっこない



もの凄く荒削りではあるけれど真理をついているように思える。

今の世の中、広告だらけだし(今流行りのステマとか)知らず知らずのうちに影響・洗脳されていることって沢山あるんだろうな。

しかしスプリンガ(SSDのボーカル)の歌は、歌詞が全く聴き取れない・・・

Sunday, May 6, 2012

7 seconds - trust

ワシントンDCやボストンのハードコア・シーンは、全米に大きな影響を与えていく。

ネバダ州のリノ出身のバンド 7セコンズ(7 seconds)は、ストレート・エッジやコミュニティーを掲げ、不安と怒りに満ちたハードコアキッズたちと真摯に向き合った。




84年の名作アルバム「Crew」の最後に収録されている"trust"は、まさに彼らのキッズたちへ想いが詰まっている。この「気持ちをシェアしようぜ」 というのは、個人的にすごくアメリカを感じる。



7 seconds - trust

Hey now I've this feeling
なあ俺は、この気持ちを抱えている

That I've never felt before,
今まで俺が感じなかった感情を

I know it ain't cool to say this now,
今ここでそれを言うのはクールじゃないってことはわかっているさ

But I can't help the way I feel inside.
でも自分の気持ちを避けることはできない

Around you I can be the way I am,
君のそばでは、ありのままの自分になれる

Be happy, pissed or sad,
ハッピーになったり苛立ったり悲しんだり

But the things I always think about
でも俺がいつも考えているこの事こそ、

Are of feelings we have shared.
俺達が分かち合うものなんだ

[Chorus]
'Cos when we are together there is something that I have with you,
俺達が集まる時には、共有できる何かがあるんだ

Trust!
信頼だ

And as we're growin' closer I can feel it flowing out from you,
まるで近くでお互いが成長しているみたいに、君から出てくるのを感じるよ

Trust!
信頼が

I hope you can feel the same way that I do
俺と同じように感じて欲しいんだ

Trust!
信頼を

If there's one thing down between us
もし俺達の間になにか落ちている事があるとすれば

That's a must, it's Trust!
間違いない それは信頼なんだ

Look now, we can share emotion
なあ、俺達は、感情を分け合うことができるんだ

Something that we both thought was just too tough,
俺達が抱える様々な事柄は、あまりにもやっかいだ

Aggression, love and honesty,
攻撃 愛 誠実さ

There could never be enough.
満足できることなんて無かった

All I wanna do is just let you know that I care,
俺がやりたいことはただ、気にしているってことを君に伝えることだけなんだ

And when things get too hard for you,
物事が君にとってあまりにも大変な時には

Look back and I'll be there.
振り返るんだ、俺がここにいる

[Chorus]
'Cos when we are together there is something that I have with you,
俺達が集まる時には、分かち合える何かがあるんだ

Trust!
信頼だ

And as we're growin' closer I can feel it flowing out from you,
まるで近くでお互いが成長しているみたいに、君から出てくるのを感じるよ

Trust!
信頼が

I hope you can feel the same way that I do
俺と同じように君に感じて欲しいんだ

Trust!
信頼を

If there's one thing down between us
もし俺達の間になにか落ちている事があるとすれば

That's a must, it's Trust!
間違いない それは君との信頼なんだ


You inspire me intensely
君は俺を激しく奮い立たせる

Without any doubt.
何の疑いの余地なく

You keep me thinking, help me try,
君は、俺に考え続けさせ 挑戦するのを助けてくれる

Show that I can do without,
示してくれるんだ 俺が迷いなくやっていけることを

With you there's more foundation,
君と共にいられる、たくさんの基盤がある

More than any other time,
他のどんな時間よりも多くの

And when it comes to you my heart is true,
そしてそれが君に届く時には、いつも俺の心は君に忠実なんだ

Until the day I die
俺が死ぬその日まで

[Chorus]
'Cos when we are together there is something that I have with you,
俺達が集まる時には、分かち合える何かがあるんだ

Trust!
信頼だ

And as we're growin' closer I can feel it flowing out from you,
まるで近くでお互いが成長しているみたいに、君から出てくるのを感じるよ

Trust!
信頼が

I hope you can feel the same way that I do
俺と同じように君に感じて欲しいんだ

Trust!
信頼を

If there's one thing down between us
もし俺達の間になにか落ちている事があるとすれば

That's a must, it's Trust!
間違いない それは君との信頼なんだ



久々に聴いたら10代の頃を思い出した!