3月に読んだ本の一言感想をまとめて。

「スカイジャック」トニー・ケンリック
上田公子訳 角川書店 1974年発行
ウエストレイクを彷彿させる軽妙なユーモアと奇想天外なストーリで楽しめた。トニー・ケンリックは、70年~80年代にかけて多くの作品を発表し人気を博した作家(らしい)。知らなかった。

「俺たちには今日がある」 トニー・ケンリック
上田公子訳 角川文庫 1985年発行
「スカイジャック」に続き再びトニー・ケンリック。「スカイジャック」に比べるとプロットはシンプル。軽い読み応え。

「チョコレート・ウォー」 ロバート・コーミア
北沢和彦訳 扶桑社ミステリー 1994年発行
学園を支配する秘密組織に反抗する少年の孤独な戦いを描いた作品。救ようのない結末は強烈な印象を残す。この残酷さと不条理感は、イギリスのミュージシャン、リチャード・トンプソンの世界感にに通じるなあ。映画化もされているらしい。

「ハンニバル」 トマス・ハリス
高見浩訳 新潮文庫 2000年発行

「ハンニバル・ライジング」 トマス・ハリス
高見浩訳 新潮文庫 2007年発行
未読だったハンニバルシリーズ。単純に面白かった。ジェフリー・ディーバーの諸作品もそうだけど確実に楽しい読書時間を提供してくれる作品って貴重だと思う。

「死のロングウォーク」 スティーブン・キング
沼尻素子訳 扶桑社ミステリー 1989年発行
リチャード・バックマン名義で発表されたキングの初期の作品。歩けなくなったら銃殺される青少年ウォーキング大会。「バトル・ロワイアル」の元になった作品。

「ロードワーク」 スティーブン・キング
諸井修造訳 扶桑社ミステリー 1989年発行
この作品も1981年にリチャード・バックマン名義で発表された体制に反抗し破滅していく男の物語。「タクシー・ドライバー」や「バニシング・ポイント」など70年代のニューシネマを彷彿させる作品で楽しめた。物語後半、主人公が愛聴するローリング・ストーンズの1969年のアルバム「レット・イット・ブリード」が効果的に使われるんだけど歌詞の翻訳がイマイチで小説の持つ雰囲気をちゃんと伝えきれていないのが残念。
原書の表紙 カッコイイ!
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